ボドゲと図書館 〜インターナショナル・ゲームズ・ウィークってなに?

図書館

格闘系司書(@librarian03)さんのツイートから、熊本のおおづ図書館でボードゲームの貸出が始まったというのが話題になっている。ボドゲがどんな場所でどんな使われ方をするかでゲームのつくり方も変わってくるので、私としてもボドゲの使われ方についても考えることがある。
そんなわけで、今回は図書館とボドゲについて。

図書館でボドゲイベント

図書館でのボードゲームの「館外貸出」は今回のおおづ図書館が国内初のことだそうだけど、それ以前にも館内に限った貸出や日にち限定のボドゲイベントが図書館で実施された事例はあるらしい。ざっと検索してみただけでも、山梨の山中湖情報創造館や大阪の大阪府立中央図書館でのイベントなど、ある程度規模の大きな物の事例も見つかる。
また、図書館総合展という図書館に関する産業展とシンポジウムの複合した大きなイベントでは、2017年に都留分科大学が「図書館でゲーム部」というブースを出したことがあるよう。

インターナショナル・ゲームズ・ウィーク(IGW)

これらは単にブームとして図書館がボドゲを取り入れはじめたということではなく、図書館業界の国際的な動向と重なっているらしい。ボドゲ先進国のドイツでは以前から図書館の扱う資料の一つとしてボドゲを扱っていたそうだけど、近年の国際的な盛り上がりの元にはそれとは別に「インターナショナル・ゲームズ・ウィーク」という取り組みがあるとのこと。
これは、アメリカ図書館協会の中に立ちあがったゲームズ・アンド・ゲーミング・ラウンドテーブルというグループなどを中心とする有志のボランティアによって始められた、ある種の国際キャンペーンのようなものらしい。各国の図書館に呼びかけて毎年決まった期間に「図書館でのボードゲームイベント」を開催することを奨励するといったことが主な内容。
2007年に開始した当初はナショナル・ゲームズ・デーと呼んでいたようだけど途中で名称を変えながら規模を拡大し、現在では元の取り組みの始まったアメリカやオーストラリア、ヨーロッパの範囲を越え、中東やアジアにも広がっている。


↑IGWが公開している加盟図書館のGoogleMap

冒頭に触れた山中湖情報創造館でのイベントも、この流れに沿った催しだったとのこと。(上に貼ったGoogleMap中にも確かに示されている。)
2018年は11月4〜10日にインターナショナル・ゲームズ・ウィーク2018が開催予定だそうで、日本でも加盟したイベントが開催されるかもしれない。

まとめ

ボドゲの世界的な盛り上がりの中で、図書館など学術の世界でもこういった大きな取り組みがあるのは知らなかった。この流れを捉えるにはどのようなボドゲを作れば良いのかといったことも、考えていきたい。

 

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