WANTED|若手職人集団・するがクリエイティブ展トークイベントを聴いてきた

するがクリエイティブ

CCC – 静岡市文化・クリエイティブ産業振興センターで開催されている「WANTED|若手職人集団・するがクリエイティブ展」の関連イベントとして開催されたトークイベントを聴いてきた。

[参考リンク:するがクリエイティブ Webサイト]

WANTED|若手職人集団・するがクリエイティブ展
2018年4月6日(金)~4月22日(日)

職人は、どんな仕事場で、どんな服装で、どんな道具で、どんな気持ちで、どんな思惑で、どんな感覚で形作っているのだろう。日々悩み、考え、喜びながら生み出すまで。そんなストーリーを、少し覗けるようにしたらどうだろう。静岡で工芸を生業としている若手職人のグループ「するがクリエイティブ」が展示だけではなく、イベントを通じて「これからの工芸と職人」を表現する三週間です。

CCC - 静岡市文化・クリエイティブ産業振興センターWebサイト

展覧会そのものも面白かったけど、伝統工芸の職人さんと日頃付き合いの無い私にとっては「職人さんてどんな人かな?」というのを見られる機会だった。
以下、気になったトピックスをいくつか。

職人って食えるの?

職人さんが伝統工芸と縁の薄い人からよく聞かれる「あるある」らしい。
この日の登壇者達の多くの答えは「ギリギリ食えてます」というものだったけど、一方ではそうではない人もいるということだろうか。当然ながら、努力は必要なのだと思う。

フェラーリに乗る

「職人がカッコイイ職業である必要がある」ということみたい。特に、これから職人になろうとする、あるいはなろうかどうしようか悩んでいる若い人たちに向けての言葉。伝統工芸の職人が「カッコイイ」あるいは「稼げる」ということを端的に示すためのたとえ話として「フェラーリに乗る職人」というのがいれば良いのでは?という話は印象的だったけど、私としては職人さんは「職人である」というだけでカッコイイのではないかな?という気もした。

minneとかでも売れるし

「趣味と仕事の境目はなんでしょう?」という疑問に対するキーワードの一つとしてオンラインショップの「minne」が挙げられていた。職人としてある程度の修行をしていちおう見栄えのする作品を作れるようになればminneなどで出店し、売ることができる時代だということみたい。これには否定的な意味も含まれていて、きちんと完成した技量を持つ前の段階でこういった方法でお金にできてしまうことで中途半端な腕前の人が職人を名乗れてしまいかねないという危惧もあるよう。
個人的にはminneはオンラインショップの中でも質の良い商品を扱っていると思って良い印象を持っていたので、伝統工芸の人からするとそういう視点があるのだということは発見だった。

まとめ

全体的な印象としては、するがクリエイティブ自体が加入者全員でひとつの方向を目指そうという会ではなく、それぞれ個性の違う異分野の職人さん達の集まりなのだというところが発見だった。
トーク中ではその「個性」が、ときには「頑固さ」などの形でマイナスに働く場合もあるような意味合いの発言もあったけど、それも含めてそういうことを許容できる業界は少なくなってきていると思うので、貴重なグループだと感じた。

 

Image by SURUGA CREATIVE

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