ボドゲをプロトタイピングする

prototyping

「テストプレイなんてしてないよ」が人気らしい。私はまだプレイしていないけど、いろいろな方のプレイ記事を読んでいると早くやってみたくて仕方ない。

ところで、改めて「テストプレイ」ということが気になった。ボドゲ制作でテストプレイが重要だというのはよく言われることで、私も自分で作るときは何度もテストプレイを繰り返しながら完成に近づけていく。このときにそのためのボドゲの「プロトタイプ」を作ることになるわけだけど、このプロトタイプ作成(プロトタイピング)に幾つかのパターンとステップがあることに気がついた。
というわけで、私の場合のボドゲプロトタイピングのやりかたをまとめてみる。

step1) 作者検討用プロトタイピング

ゲーム制作の初期段階で行うことが多いプロトタイピング。
これは主に作者自身がデームのルールやデザインの方向性を検討するために行う。作者が一人で行う段階なので、いわゆる「テストプレイ」よりも前の段階と言えるかも。
つくりかたは、これはもう作者自身にわかりさえすれば良いのでなんでも良い。カードサイズに切った紙にテキストを書いたりコマのかわりに小さな木片を使ったり、ボードの代用としては方眼紙なんかを利用する方が多いのではないかと思う。ポストイットなんかを使う人も多いかもしれない。
私の場合は、自分の作業場にころがっている他のボドゲのカードやコマを使うことも多い。カードゲームをつくっている場合はベーシックなデザインのトランプなどを使って作ろうとしているゲームの世界観とぶつからないようにすることが多いけど、逆に、他の個性的なゲームのコマやカード、トークンなどを混ぜてプロトタイピングすることで新しい発見をすることもある。(終わった後にそれぞれ元のゲームに仕分けるのにいつも悩むけど。)

step2) テストプレイ用プロトタイピング

作者以外の人も交えての「テストプレイ」のためのプロトタイピングです。
これは、作ろうとしているゲームに無関係の要素があると混乱の元になることがあるので、シンプルではあっても作ろうとしているゲームに忠実につくる。とはいえあまり手間をかけても後で変更の可能性は出てくるので、作業量のバランスは考慮しながら。
私の場合はデザインよりもルールに重点のあるゲームをつくることが多いので、ゲームテキストだけが書かれたカードや、コマの代わりの木片なんかを組み合わせて使うことが多い。デザインがゲーム内容に深く関わる作品を作っている場合は、この段階で最終的な完成品にある程度近いものを作りこむ必要があるかもしれない。

step3) 練り上げるためのプロトタイピング

ここからは人によるかもしれないけど、私の場合は上の二つのステップを経て実際の入稿に向けたデザインデータ作成の作業もプロトタイピングと捉えている。
ひととおりデータが完成したところでまずは1部だけ印刷し、試遊してみる。ここでルール上の問題に気づくということも少なくないので練り直し、場合によっては再度テストプレイの段階に戻る場合もある。
順調に進むとそのまま完成データとなる場合もあるので、プロトタイピングと実制作がつながっているとも言えるかもしれない。

まとめ

あらためて考えると、私の場合はボドゲ制作のほとんど全プロセスがプロトタイピングだと言っても良いかもしれない。もちろんイラストレーターさんなどに発注する部分が多い場合はそう簡単にはいかないけど、こういうやりかたをできるのも個人制作のボドゲつくりの良いところだなと感じている。
ほかには例えば、「複数人でプロトタイピングしながら進めるボドゲ制作」なんてのもあっても良いのかもしれない。

 

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